JTが必死に薦める「分煙」は、ただの偽善でしかない - 禁煙したくなる話題を集めてタバコをやめたい!
という記事を先日書いて色々な反響をいただいた。
賛否両論ありましたが、読んでいただいてコメントいただいた皆さんありがとうございます。
前回の記事更新後にタイムリーに「分煙」についての新聞記事を見つけたので共有したい。
ここまでくると正直個人的には怖いと思った記事だ。
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緊急声明を送付
政府は今国会に、労働安全衛生法改正案の提出を予定している。
労働安全衛生法改正案には国による分煙室設置支援が盛り込まれている。
日本禁煙推進医師歯科医師連盟は13日、職場での受動喫煙について、「分煙ではなく、全面禁煙の義務化が望ましい」などとする緊急声明を政府に送付したことを明らかにした。現在、職場での受動喫煙に対する法的な取り決めがない。政府は今国会に、(1)受動喫煙防止は事業者の努力義務(2)国による分煙室設置支援を盛り込んだ労働安全衛生法改正案の提出を予定しているが、同連盟は問題視した格好だ。
緊急声明では、世界保健機関(WHO)が屋内を100%禁煙とする立法を求めていることに触れた上で、「(今回の改正案では)不適切な分煙を容認する」と指摘した。連盟の大島明会長は「義務化して建物内禁煙を社会規範にすべきで、日本の対策は遅れている」と話す。
厚生労働省の担当者は「法案は、審議会での議論を踏まえたものであり、成立を目指したい」としている。【渡辺諒】
引用:毎日新聞
分煙を正とする流れに同連盟が問題視した格好となっている。
逆に厚生労働省は分煙を推し進めているという構図だ。
受動喫煙防止は事業者の努力義務として、国による分煙室設置支援を行うとしているが、分煙室設置で受動喫煙は防止できない。
このことは法案成立をすすめようとしている人たちは知っている。
政府関係者であれば知らないのはおかしい。
受動喫煙防止対策助成金制度
この助成金は、中小企業事業主喫煙室以外での喫煙を禁止するために喫煙室を設置等などする取組みに対し助成することにより、事業場における受動喫煙防止対策を推進することを目的としています。
分煙室設置支援は、「喫煙室以外での喫煙を禁止するため」と言ってますが、今デスクで喫煙している会社ってあるんですかね?
さすがにないですよね。
屋内完全禁煙に向けた動きに歯止めをかけるための対策が「分煙」ってことでいいですよね?
「分煙」という言葉は聞こえがいいが、要は、
屋内に喫煙所を設けましょう!
さあ、安心してタバコ吸いましょう!まだまだ吸えますよ、みなさん!
と言われているようだ。
いきなり屋内完全禁煙ではなく、段階的に「分煙」という対策が必要だという意見もあるようですが、分煙で受動喫煙が防止できない事実があるのだから、段階的にすすめることは許されないと考える。
最後に
私は喫煙者を追いやろうとか憎いとかの感情は一切ありません。(マナーを守っている人に限る)
つい先日まで喫煙者でしたからw
色々な意味で応援したいと考えてます。
ただ、喫煙者の7割の人がタバコを何らかの形でやめたいと思っている状況で、まだまだタバコを吸える環境(=禁煙しにくい環境)を推し進めている人たちが憎くてならない。