2014年4月からの消費税が増税される。
5%から8%に増税されるにともない、タバコも0円・10円・20円の値上げになる予定となっている。
タバコにも消費税がかかるのでこの値上げは当然。
1箱あたりのタバコの原価知ったらバカらしくなった - 禁煙したくなる話題を集めてタバコをやめたい!
タバコの値上がりはだいたい数十円単位の値上がりで推移していたが、2010年には大幅に値上げされた。
日本のタバコは安すぎるとずっと言われていたが、2010年の値上げは民主党によるものだということだけでものすごくムカついた記憶がある。
民主党は何がしたくて政権をとったのだろうか・・・。
今はそれは置いといて、日本のタバコは安すぎると言われたり、値上げのたびに色々な意見が出ているが実際いくらくらいが適正なのか考えてみたい。
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タバコの値上げ推移
タバコの値上げの推移を調べてみた。
- ハイライトの場合
1960年(昭和35年)6月20日発売:70円
1970年(昭和45年)3月15日:80円
1975年(昭和50年)12月18日:120円
1980年(昭和55年)4月22日:150円
1983年(昭和58年)5月1日:170円
1986年(昭和61年)5月1日:200円
1997年(平成9年) 4月1日:230円
1998年(平成10年)12月1日:250円
2003年(平成15年)7月1日:270円
2006年(平成18年) 7月1日:290円
2010年(平成22年)10月1日:410円
- セブンスターの場合
1969年(昭和44年)2月1日発売:100円
1975年(昭和50年)12月18日:150円
1980年(昭和55年)4月22日:180円
1983年(昭和58年)5月1日:200円
1986年(昭和61年)5月1日:220円
1997年(平成9年)4月1日:230円
1998年(平成10年)12月1日:250円
2003年(平成15年)7月1日:280円
2006年(平成18年)7月1日:300円
2010年(平成22年)10月1日:440円
マイルドセブン(現メビウス)を吸っていたので220円だった記憶が結構ある。
ワンコイン500円で2箱買えてお釣りがきた時代だ。
こうしてみると、やはり、2010年の値上げは目だって大きい。
値上げ前にみんなコンビニで何カートンも予約して買っていた
私はというとあえて買いだめせずに期間限定の禁煙を実行した。
タバコをやめる気で禁煙したのではなく、値上げ分をしばらくの間ないことにするために禁煙を2週間したのだ。
買いだめするよりも、とても画期的な考えだと当時は思っていたが、今思うととても低脳な考えだ。
1960年の物価から適正価格を考えてみる
私は経済学者でもなんでもないので色々な経済的な観点でタバコの適正価格など考えていないですけど、自分なりに簡単に見てみたい。
とても単純な考え方なのでお叱りを受けると思いますけどw
1960年は(ハイライトの場合)タバコが70円だったのだ。
当時の物価がわからないのでまったくイメージがわかない人は多いと思います。
当然私もまったくイメージできません。
今の値段からすると当然安いという考えくらいです。
大卒初任給比較
・1960年当時の大卒平均初任給 1万3030円
・2013年大学卒の初任給平均は19万8,000円
(前年度2012年よりもちょっと落ちていた)
余裕で当時よりも10倍以上の差がある。
かけそば比較
・1960年 35円
・2014年 270円~300円程
9倍から10倍の価格差がある。
他、1960年当時の値段は、ラーメン30円 コーヒー35円 カレーライス50円 といった感じ。
こちらについても現在と比べると10倍程度の値上がりがある。
タバコに戻る。
ハイライトの場合、1960年は70円。
現在は410円。
1960年からの価格差は6倍以下。
他の値上がり率を見るとタバコは700円以上であってもおかしくないのでは・・・?
1960年からの物価推移から考えてのタバコの価格が700円程だと仮定して、毒ガスを国民に吸わせていることが一般的になってきたわけだから、少しでも喫煙者を減らそう、もしくは嗜好品としてのタバコの価格を考えるのであれば、当然もう少し値段は上がってもいいはず。
ちなみに、2014年4月からの消費税増税に伴い、0円・10円・20円の値上げ予定となっています。
日本たばこ産業(JT)など、たばこ大手3社は15日、2014年4月以降のたばこ価格について、消費増税分の一律転嫁見送りで最終調整に入った。各社とも引き上げ幅について、1円単位での値上げが難しい自動販売機での販売を踏まえ、銘柄によって(1)据え置き(2)10円(3)20円-の組み合わせを検討する。
引用:時事ドットコム
8%への消費税増税後は最大で20円の値上げとなるようです。
それで、税収が増えるのか減るのかの興味はないですが、今一度タバコの適正価格を考えるときなのかもしれないです。
最後に
今現在の価格(410円程)では若年者でも簡単に手が出る値段だ。
タバコ1000円論なんてものも多く目にするが、あながち極端な値段設定ではない。
むしろ、1000円以上にしないとタバコの毒を断ち切るにはハードルが低すぎると考えられる。
というか、なんで大麻などは禁止されていて、タバコは販売禁止にできないのか。
コンビニとかそこらへんで売ってるから吸いたくなるわけで、どこにも売っていない、吸えない状況であれば誰も吸わない。
闇タバコなんて出てくるかもしれないけれど、そんなこと心配してたら何も禁止できないし、普通にタバコを買える状況よりは喫煙者が減るはずなのでマシだと思えるのは私だけでしょうか。
海外ではすごいグロいパッケージでタバコが売られているけれど、それでもタバコが平然と販売されている状況に嫌気が差す。