写真:ロイター
JTの取り組みとしてCMなどで分煙を推していますが、あのCM気持ちが悪くて大嫌いです。
いかにも「JTいいこと言ってる!」という感じのCMになってますが、あれはただの偽善です。
禁煙している今だから言っているのではなく、禁煙前から思っていることです。
これからは喫煙者と非喫煙者は共存が必要!
分煙をしているところはマナーを守ってますね♪
マナーを守ってタバコを吸うあなたは素敵です♪
だからタバコはやめなくてもいいんですよ~。
と言われているようで、
JTの悪意を感じずにはいられません。
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分煙は偽善
健康増進法の施行から慌てて分煙をゴリ押ししてますから、屋内完全禁煙の流れの危険性を感じ、分煙というかたちを推していたと考えられます。
世界的には「公衆の集まる施設は屋内全面禁煙すべき」という流れです。
また、WHOも「受動喫煙を防ぐ唯一の方法は屋内全面禁煙」としています。
2007年に世界保健機関(WHO)のたばこ規制枠組み条約において「100%禁煙以外の措置では不完全」との指針がまとめられたことなどから、厚生労働省は受動喫煙防止対策として分煙なども廃止、禁止し、原則全面禁煙を求める通達を出した。2010年2月25日に全国の都道府県へ健康局長通知を出し、これにより地方自治体などを通じ施設管理者への対策通知が行われる。
通知は健康増進法の規定の解釈の位置付けで、対象施設は、学校、官公庁、百貨店、飲食店、娯楽施設、公共交通機関など。当面の措置としての次善策としての分煙を容認するものの、全面禁煙を原則とし将来的に全面禁煙を目指すと指導した。
分煙の禁止、廃止:wikipedia
屋内全面禁煙の流れの中、JTは喫煙者と非喫煙者の共存を目指し、分煙を薦めています。
飲食店などで、完全に屋内禁煙にされては困るので、人々の良心にうったえるように、分煙することは正しいマナーと植えつけているようなものです。
WHOでは、喫煙室の設置や空気清浄機の使用では受動喫煙を防止できず、建物内を100%禁煙とする方法以外に手段はないといっているにも関わらずです。
この日本のJTによる分煙の流れはとても怖い状況です。
最後に
分煙ではなく屋内完全禁煙が正しい考え方です。
これは、嫌煙で言っているのではなく、WHOや世界的な流れからです。
ちなみに、日本はタバコに関するWHOの条約(世界保健機関枠組条約)に署名してます。
にも関わらずのこの状況です。
あとあと、「JTの取り組み紹介 / マナー篇」もおかしいですよね?
携帯灰皿のやつです。
ポイ捨てしないでと言いたいんでしょうけど、携帯灰皿を持とうと言っているんですから喫煙所ではないところでの喫煙を想定してるんですよね?
路上喫煙禁止条例はどうしたのか・・・。