最近は喫煙者への視線が厳しくなり、税金が高くなったため、日本全体で見ると、喫煙者は減ってきています。
ただ逆に、若年女性の喫煙者は増えているのが現状のようです。
若年女性で喫煙率が上昇している背景としては、様々なことが考えられます。
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ストレス
まず一つ目は、ストレスです。
イライラしたり、不安になったり、女性は男性に比べるとストレスがたまりやすい事が多いです。
それは女性ホルモンのバランスやセロトニン量にも関係しています。
女性のセロトニン量は男性の半分程度。
「ストレス」「冷え性」「便秘」「偏頭痛」「不眠」「肌荒れ」などが女性に多いのもこれが原因となっているようです。
このストレスを解消するために、タバコを吸うようになってしまう女性が増えている原因のひとつ。
いったん吸い始めてしまうと、ストレス解消という事で依存してしまい、なかなか禁煙することが出来にくくなります。
女性の社会進出
二つ目は、女性の社会進出です。
日本の女性の社会進出は海外に比べまだ遅れているとはいえ、日本女性の就業率は60%以上となっています。
(ノルウェーは75%、アメリカは66%、ドイツは64%)
もう、男性と変わらず会社組織で活躍し、女性の上司なんてめずらしくもないです。
こちらも当然ストレスと結びついてきます。
タバコのイメージ戦略
三つめは、タバコ業界のイメージ戦略です。
タバコは日本でも税金が高くなり、売れにくくなりました。
そこでとられたのがイメージ戦略です。
パッケージにピンクやエメラルドなどを使って、可愛く綺麗な女性らしいデザインにすることで、女性向けのタバコとして販売しているのです。
昔は女性をターゲットとしたタバコはありませんでした。
タバコは身体の健康を害します。
とくに若い女性の場合は影響を受けやすく、子宮がんにもなりやすいのです。
子宮がんになる確率はタバコを吸うことで、1.6倍になります。
また、妊娠中は流産、早産の確率が高まります。
低出生体重児の原因の35%を占めます。
その他、タバコを吸い続けていると、ほうれい線が深くなり、シワも多くなります。美容にも健康にも、全く良くないのです。
若い女性が喫煙することは決して良いことではありません。