禁煙開始直後は精神的に不安定になります。
これは私も経験済みで不安感や・絶望感・焦燥感などに襲われることがあります。
何とも言いがたい重い気持ちになってしまう。
いや禁煙による不安感って本当につらいですよ。
こんなに辛いなら、禁煙なんてどうでも良くなって吸ってしまおうという気になります。
結果、禁煙に挫折して喫煙者に戻る。
そして、精神的に元の状態に戻るとまた禁煙したいと思い始めます・・・。
今までの禁煙はこの繰り返し。
でも、この禁煙初期の辛い時期を乗り切れば、元々精神的に不安定だった人も抗うつ剤を服用したように楽になるということがわかりました。
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禁煙初期の不安感や禁煙うつ
禁煙初期の禁断症状として何とも言いがたい不安感があります。
症状が重くなると禁煙鬱なるものになってしまうこともあります。
禁煙鬱といっても、「うつ病」とは少し違います。
ただ、喫煙再開してもすぐには元に戻らないんですよね。
ニコチンの欲求に任せるままに吸い続けていつの間にか元に戻っているという感覚です。
実際のところ禁煙開始による精神の不安感や禁煙うつ状態は早くて2週間から3ヶ月、遅い人でも半年程で改善してきます。
禁煙に成功すると精神的安定を得られる！
「禁煙に成功した人は、不安やストレスを感じている人が抗うつ剤を服用したのと同じぐらい、精神的な安定を感じることができる」と、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルから発表された。
英国の研究者たちは、喫煙者の精神状態について調査された26の報告書を調べ、不安や気持ちの落ち込み、ストレス、生活の質などについての質問に対する答えを数値化したものを研究材料とした。
これは禁煙して日々喫煙欲求と戦っている者としてはとても勇気付けられる調査結果だ。
素直に辛い時期をなんとかがんばって禁煙を続けようと思える。
ただ、この禁煙に成功した人という部分が気になる。
いったいいつになったら禁煙成功？
禁煙に成功したといえる時期というのは人それぞれで、3ヶ月という人もいれば1年～2年という人もいるし、喫煙期間と同等の期間禁煙できたら、という人もいる。
（私の場合は20年以上か･･･）
ここで言われる「禁煙に成功した人」というのは、上述したように、精神的不安定な時期の2週間～3ヶ月もしくは半年を乗り越えた人を言うのでないかと考えます。
その証拠に、この調査をした対象者は禁煙をする前と禁煙を始めて平均6か月の期間に2回に渡って調査した結果だからです。
禁煙に成功する期間が重要ではなく、禁煙により精神的に安定を得られるようになるのが半年程という部分が私にとってはとても重要です。
最後に
この調査でみなさんが同様に勇気付けられるのではと思う部分は、精神疾患が元々ある人でも禁煙すれば同様の効果が得られるというところです。
よく精神的な病がある人は無理にタバコをやめなくてもいい、なんていう情報を目にしますが、辛い時期を最長6ヶ月間耐え抜けば、抗うつ剤を服用したのと同じぐらいの効果が、その後禁煙が続く限り得られるのだから、個人的には無理にでも禁煙に挑戦する価値はあると思います。
もちろん医師に相談しながら慎重に進めるべきとは思いますが。
私は禁煙に成功して、精神的な安定感を得て、もう少し楽観的に人生を楽しみたいと思います！
